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英語学習経験を活かした日本語の見直し:後編

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こんにちは

前回に引き続き、記事としてご紹介したいことは

母国語である日本語について考え直し

勉強しなおしたときのことです

 

 

(前回目次)

1. 学生時代の国語(現代文)

2. 学生時代から社会人に:問題点

 

前回記事では学生時代はそれほど

母国語である日本語について

意識して深く考えることがなく、

テストの時の長文読解も他の論理の

明快と私には思える教科と異なり

楽しみを見つかることが出来ず

ごまかしで乗り切っていたという

今考えると非常にもったいないことを

していたと思えることをお話し

させていただきました。

 

 

 

今回はそのような状態が勿体ないことに

気づき遅まきながら勉強しなおす必要がある

と対応したときのことです。

 

1. 学生時代から社会人に:解決策

上述のような状況を改善するためにいろいろ試しました。

その結果、最終的に効果があったと自分で思ったのは

出口 汪さんの著作を読んで勉強しなおしたことです。

 

その著作に基づき時間をかけて勉強しなおしたことで

改善されたと思います。

 

その後しばらくして、自分が主導の会議等において

事前に準備した資料を基に説明したり、解決に

向けての提案をしたりするときの論理展開時に

周囲の方が同意することを表明するかのように

うなずくことが多くなったのです。

 

以前は参加者の方がたは私の話しの内容に

納得してないためか、うなずくようなことも少なく

まるで固まったかのように動きが止まっていました。

 

出口 汪さんの著作は非常にたくさんありますが、

書店で最初に見つけたのは

「あなたも突然、上手にかけるようになる」

という本でした。

その内容には、私が今まで現代文に対して

思っていたこととは異なる、

まさに目からうろこのような感じのことが

書かれていました。(あくまで私の見解ですが)

 

その本に出会ってからというもの、出口先生の

著作を見つけては購入し、読破していきました。

 

本当に基礎からやり直そうと高校受験レベルの

参考書やもっと基本的な文法等の説明からしている

本も見つけ、基礎から何回もやり直しました。

 

今更ながらですが、前回までの英語の時と同様に、

国語の文法、接続詞の用法、

文章の骨格となる主語・述語とそれ以外の修飾語との明確な把握

による文脈理解などを

徹底的に繰り返し勉強しなおしました。

 

この時に以前英語学習時にお話しさせていただきました、

日本語を英文にするとき、日本語独特の文章を

そのまま訳すのではなく、趣旨、その論理展開を

的確に把握し、それらを抽出したうえで、

訳すことが大事ということの反対のような

ことをすることになりました。

 

重要なことは最後まで聞かないとわからない日本語と異なり、

英語ではまず結論を先に述べ、主語、述語を明確に述べ、

そして、後からその説明を記述するという感じになりますが、

その考え方がこの時の日本語を見直すときに

役立ったと思います。

仕事でよくある報告の時でも、忙しい上司の人相手に

途中経過をじっくり話す余裕がなく、まず結論から

という姿勢が身に付きましたね。

 

これにより、どんな長文でも最重要事項ではない、

多くの修飾語にまぎらわされずに

的確に要点を把握することができるようになりました。

 

今、振り返ると、本は昔から好きでしたが、

漫然と読むだけであってこういう観点での

読み方はしてなかったと恥ずかしながら

改めて思いました。

 

それらの本によると、「国語ほど論理的で

実力の上がりやすい教科はない」 と。

その記述通り、それらの本でいろんな問題の

説明を読んでいくと確かに理屈だてて、

書かれており、答までの道筋が非常に明確に

わかるようになりました。

 

そのうえと言いますか、この勉強をしなおすことで

文脈の要点をつかむことができるようになったためか

以前の英語における翻訳の時の趣旨把握が重要という

点で翻訳すべき元の日本語の文意を的確に押さえることが

できやすくなったためか、日本語らしい文章でも

日本語の方を的確に趣旨を抽出し、英文化できやすくなった

ような気がします。

 

2. まとめ

上述した出口さんの著作の中にも書かれていましたが

母国語ということで普段から無意識に使っているためか

正面から向き合うという機会があまりないと思います。

 

母国語であるし、なんとなく言いたいことが

通じているように感じているから、改めて考え直す

というきっかけに恵まれないのかもしれません。

 

ですが、プライベート時の会話ではあまり厳密な

考え方が必要はなくても、仕事における会議や関係者

とのやり取りにおいては厳密に意図を伝えないといけない、

論理立てて伝えないといけないということが多いと思います。

 

お互いに伝わっていると思い込み、確認もしないままに

作業を続け、ある程度時間が経って結果を見て初めて

自分の言いたいことが伝わってなかったという

まさに「言ったはずなのに」と意図と違う結果が

出てくるということも回避できるかもしれません。