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英語作文前編

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こんにちは

今回、記事としてご紹介したいことは
前回までに学んだ英語を
現実に使用するときに苦労したことです。

英語を現実に使用するときの苦労することとして
いくつかあると思います。
今回はそのうち日本語で考えたことを
英語の文章にする時の苦労です。

 

今までの内容がインプットであることに対して
今回はアウトプットの方法ですね。

言語である英語を現実に使ううえで
インプットだけでなく、インプットしたものを
元に、もしくはインプットしたものに対して
なんらかのアウトプットすることが要求される
ことは自然で避けられない流れですね。

その流れに対して今までTOEIC対策として
勉強してきて、多少なりとも自信を得ましたので
やはりそれを根拠にアウトプットもできると
思うわけですよ。それが現実には
そんなに簡単にうまくはいかないんですね。
残念ながら。

(目次)
1. TOEICに対するちょっとした誤解
2. 日本語→英文へ:問題点
3. 日本語→英文へ:解決策
4.英語の文章化 のまとめ

1.    TOEICに対するちょっとした誤解
学生時代から就職後しばらくの間、
特に自分の英語が低レベルであることに
それほど影響されることなく、過ごしていたが
仕事で英語に接しざるを得なくなり、急きょ
慌てて英語の実力を上げる必要に迫られたこと。

その状況に対して、いろいろ探した結果見つけた
ある本の内容に従い、短期間ではありますが
密度の高い勉強ができたことにより、
成果が表れたことは、前回までに
お話しさせていただきました。

以前の内容は以下からご覧ください。

そのような段階を経て、英語メインの会議に
参加してもなんとか相手の言うことが
聞き取れるようになることができました。
これで英語というものの障害をクリアでき、
仕事の支障もなくなったと安易に考えていました。

ですがこれでまだ障害がなくなったわけでは
ありませんでした。考えが甘かったとあとで
気づくことになりました。

と言いますのも、周囲の方で普段英語にあまり
関わりのない方に同じ認識の言葉を言われることが
ありますが、
(実際、私もTOEICの勉強するまでは同じでしたが)
TOEICで点数アップ = 英語がペラペラ話せる
というわけではないのです。
「え~、TOEICそんな点数取ったの?
じゃあ、英語ぺらぺらよね?
ちょっと通訳お願い」という流れになり
余計に窮地におちいることもありました。

そう、TOEICとはオールマイティではなく、
あくまでもリスニングとリーディングの能力を
図るテストなんですね。

つまり相手の会話を聞く、書いてあるものを読む
能力がどれだけあるかを測定するテストです。
要するにコミュニケーションに必要な他の要素である
話す、書くは直接の能力測定対象とはしていません。
その能力測定のためのテストはまた別にあるんですね。

 

2. 日本語→英文へ:問題点

ということで、TOEICの点数大幅アップに浮かれて
いたのも束の間、現実に会議に参加してみると
相手の話は聞こえる、理解できる状態にはなった。
しかし、その内容をもとに相手に伝えたい日本語を
英語にできない自分に気づいてしまいました。

もちろんこの状況がほかの方全員に当てはまるとは
思いません。TOEICのための勉強の過程の工夫次第で
話す、書く能力を身につけることは可能かもしれません。
ただ、私がTOEICの勉強しているときは
そういうことを想定せず、勉強していたせいか、
それらの能力が身についていませんでした。

結果、伝えたいことはたくさんあるが、適切な
英単語や、文章がうまく、すぐに浮かんで
こずに、焦ってしまい、かろうじて知っている
英単語と日本語が入り混じった変な英語もどきと
身振りや手振りでコミュニケーションを図ろうと
している自分がいました。

あとである本を読んで気づいたのですが、
この時の大きな問題点の一つとして私が普段、
日本語で話す文章そのままをなんとか英語に
しようとしていることでした。

これもあとで知りましたが、非常に多様で、
豊かな表現を持ち、しかも暗黙の了解
のような、かなりあいまいな表現でも意味が
通じてしまうがために文法的にはかなり
解読が難しい状態になっている日本語を
その文章のまま英語に翻訳しようという
こと自体が非常に難易度の高いものということを。

3. 日本語→英文へ:解決策

~日本語文章自体の加工(文意)を
することにより容易な英文化~

今、考えると無謀なことをしていたと思います。
以前にも書きました入社面接のときと同様、
年数経ってもあまり成長がありませんね。

とはいえ、せっかく聞き取れるようになった
英語ですので、なんとかあと一歩、
アウトプットができるにはどうすれば
よいか、何か良い方法を紹介したものは
ないかと探しました。

この時見つけたのが「同時通訳者が頭の中で一瞬で
やっている英訳術リプロセシング」という本です。
この本を読みその内容を実践することで
向上することができました。

方法としては、日本語の文章そのままを英語に
しようとするのではなく
(それは日本語の文章によっては非常に難しい)
その文章で伝えたい、伝えようとしている中心となる
趣旨がなんなのか、論点は何かを考えます。

そうすると言いたかったことは非常にシンプルで
わかりやすい文章になり
簡単な英語で伝えることができるようになります。
この発想の転換が大切です。
(その前提として、基本的な英文はそれなりに
すらすら出るように努力する必要があります。
これに関しては機会あればご紹介させていただきたいと
思います。)

つまり翻訳すべき英語より、十分応用力があるはずの
日本語の文章の方を加工し、英文化しやすくするのです。

たとえば、その本の例文を抜粋しますと
例)「ではそういうことで、一つよろしくお願いします」
という文があったとします。

仕事の打ち合わせの日常会話の終わりなどで
よく使われそうな日本語独特のなんともいえない
曖昧な表現ですよね?
あまりにもありふれた表現ですので、普段の
日常会話ではまったく気にしないのですが、
いざ英文にしようとすると、まるで金縛りに
あったような状態になってしまうのですよ。

改めて見ていただくとわかると思いますが、
文法的にまったく明確ではないですよね?
特に日本語と異なり主語、述語を明確にする
英語への対応としては、「主語は?」、「述語は?」
これらの関係が明確でないと英文化できないのです。

このような日本語の文章に対して、前述の本では
以下のような手順で対応することを段取りとして
書いています。
1.    真意をつかみ、わかりやすい日本語にする
2.    主語や動詞、目的語を明確にし、英訳しやすい日本語にする
3.    英訳する
上記の三段階で1と2が重要なのです。

前述の日本語の文章で具体的に説明しますと
1.    真意をつかみ、わかりやすい日本語にする
→「ありがとうございます。
どうか本件がうまくいくといいですね」
2.    主語や動詞、目的語を明確にし、
3.         英訳しやすい日本語にする
→「どうもありがとうございます。
(我々は)~と願いましょう。 物事が首尾よく運ぶように」
4.    英訳する
→thank you very much ,
and let’s hope things will work out successfully.

となります。3を見ますと
難しい単語、文法も含まない
基礎的な文章を知っていれば
作成できる英文になっています。

とても最初の日本語を見たときは
どこから手を付けてよいやらとまどうような
日本語の表現も、段階を踏んで英訳しやすいように
日本語を加工することで英訳が容易になることが
わかると思います。

この本を読んで同時通訳の方がこんなことを一瞬のうちに
頭の中で考えているんだと感嘆しました。
でもこれは彼らの能力の一端でしかないと思いますが。

4.英語の文章化 のまとめ
今回紹介させていただいた本は二つに分かれています。
いうなれば理論編と実践編(ドリル)です。
考え方をまず、見ていただければ、なるほどと思い、
ドリルで繰り返し練習すれば、同時通訳者とは
いかないでしょうが、コツはつかめ私のように
アウトプット時に金縛りにあうことも減ると思います。
ぜひお試しになってはいかがでしょうか?

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